作曲の極意

作曲の真髄とは。


 
 
作曲をよく知らない人は言います。 
  
「メロディーのインスピレーションが降ってきた」と。 

  
なんとなくカッコいい言い回しですけど、 絶対に違います。 
  

「メロディーのインスピレーションを 降らせる」 
  
というのが誰も教えてくれないであろう正確な作曲の感覚だと思います。 
 

  
待ってて降ってくるメロディーなんて実はたかが知れています。 

 
単なるフィーリングですから。
 
フィーリングと「感性」は次元が違います。 
 
 
フィーリングは綺麗とか汚いとか、好きだとか嫌だとか、頭の表層的な部分で感じる感覚だと思います。
 
感性はその人のもっと深いところに普段は眠っているもので、その人だけのあらゆる要素が凝縮されたものだと思います。
  
  

作曲とは、フィーリングではなくて、その人だけの感受性や美意識、音色の捉え方だったり、音符だったり、 休符だったり、色彩感覚や第六感だったり、それこそこれまでの人生の喜怒哀楽、様々な経験や学んだ理論、そんなすべてのあらゆる要素を組み合わせて、いよいよ頭の中にメロディーを「降らせる」という感覚なんだと思います。
 
 
自分が「降らせる」んです。
 
 
 
美しいものを愛する人は美しい旋律を生み出せます。日頃現実的に打算だけで生きている人には、そんなメロディーを作りたくても作れなかったりします。
 
 
その人の感性そのものが如実に投影されてしまうのが作曲なんですよね。美しい旋律の雨を「降らせる」ことが出来るのは、本当に美しいものを愛しているからです。頭で考えただけで出来るものではありません。
 
 
美しい言葉を頭で並べることは出来ても、美しいサウンドを理論で作ることが出来ても、美しい旋律を生み出すことは頭だけのテクニックでは出来ないものです。
 
 
作詞や編曲に比べて、作曲は最もその人の感性が投影されます。それゆえに、音楽で最も面白いのは作曲だとも言えると思います。
 
 

 


 

作曲の醍醐味を味わうには

 
 
ボーカル曲でもいいんですが、歌や歌詞という脚色がない分、歌ではないインスト曲の方が、より直接的に作曲の醍醐味を味わえると思います。純粋なピアノ曲でもいいでしょうし、アンビエントでもトランスでも、クラシックやオーケストラなど、音が感性の塊となって迫るそのような音楽こそ作曲の深遠を垣間見ることが出来ると思います。
 
チェリストならチェロの独奏曲、ギタリストならギターのソロ曲、プログラミングならシンセを駆使して、巨匠ヴァンゲリスのように、未来の音楽を形にしてみても面白いと思います。
 
「オペラを鍵盤で弾く」ような近未来的な音楽手法も作曲の醍醐味のひとつです。文字通り、オペラを鍵盤で弾くんですが、初音ミクを鍵盤で弾くのと同じです。
 
様々な作曲手法はまた別の機会に紹介するとしまして、  

 
お伝えしたいこととしては、理論なんてものはしょせん作曲の前提だということです。 例えばコードにしてもリズムパターンの話なども作曲の前提でしかありません。 人間の感性の前では、理論なんてただの理屈でしかないですからね。 その人の感性を引き出すキッカケというだけです。 
  

自分の奥深くで、あらゆる感受性があらゆる理性と反応を起こして、最後は音楽としてのひとつの塊となり、メロディーを雨のように降らせていく感覚、 それがメロディーを作曲するということなんだと思います。 
 
その雨は待っていなくても、絶え間なく降ってきます。その雨を降らせる感性こそ、作曲の才能ということです。
 
そして、その才能を開花させるには、知らなければいけないこと、やらなければならないこと、たくさんあります。
 

  
作曲の真髄とは、

インスピレーションが降ってくるのを待ってるんじゃなくて、
 
インスピレーションを「降らせる」ということに尽きます。
 
 

何でもそうですけど、待ってるのって楽しくありませんよね。 
  
作曲が面白いのは、音を降らせるのが面白いからなんだと思います。 
 
 
 

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